ファクタリングで資金不足を解消するメリットを解説します。

資金不足の強い味方“ファクタリング”での資金繰り方法

ファクタリングが中小企業に人気な理由

ファクタリングは後日入金される売掛金を買取してもらって最短即日入金できる資金調達法です。
大企業での導入事例も多数あり、国内での普及率が高まってきています。
銀行や大企業がファクタリングを扱っていることもありますが、中小企業向けのファクタリングを行う専門業者がここ3年ほどで大幅に増えました。
ファクタリングは中小企業から特に需要が高いです。人気の理由に迫りました。

 

中小企業は税金対策に積極的

電卓を見せる女性

中小企業の多くは会社を立ち上げた人やその親族が全ての経営権を握っていることが多いです。
大企業の場合は複数の株主がいて、決算の数字でたくさん利益を出すことを求められています。
決算の内容が良ければ銀行融資や出資など他の方法で資金調達することが簡単です。

 

中小企業は、外部から口出しをする出資者のいないことが多く、税金対策に積極的です。
やろうと思えば黒字決算にできる売上がある中で、積極的な税金対策で赤字にしたり、微益に抑えることがよくあります。

 

しかし、決算の数字が悪いと資金調達する際に銀行融資やビジネスローンの審査が通りにくくなります
融資を受けるために利益を出すと、借入利息の他に決算を良く見せたことによる税金負担が大きくなります。

 

ファクタリングは赤字決算をはじめ、設立1年目のベンチャー企業や、経営難で税金滞納している場合でも、売掛先の信頼性があれば審査に通ります
つまり、中小企業から人気を集める要因の一つは、銀行融資など他の方法で資金調達できない企業が多いからです。

 

受注内容によってはスピードを重視する

走るビジネスマン

中小企業はプールしている資金が少なく、自転車操業になっていることが多いです。
業種によっては受注した内容によって仕入れや外注でコストがかかり、大きな仕事を受注した時には急いで資金調達をしないといけないケースがよくあります。

 

受注を伴う利益に直結するための資金調達なら、銀行融資やビジネスローンの審査に通る見込みもあります。
しかし、事業計画書の提出を求められたり、審査に数日待たされてしまうと納期に影響が出ます。
資金のない中小企業が大きい仕事を受けた場合、納期を守れなかったり資金調達できずに後からキャンセルすると、信用を失って次から仕事をもらえなくなります。

 

ファクタリングは最短即日入金が可能で、スピードに強いところなら確実に1~2営業日以内に入金対応してくれます
中小企業は、審査や借入手続きをゆっくり行う時間がないため、多少コストが高かったとしてもファクタリングでスピード入金を求めることが多いです。

 

貸し倒れ時リスクが高い

安心する女性

ファクタリングは、万一売掛先が破綻した場合であっても、その損失や回収業務はファクタリング会社側が負うのが一般的です。
これをノンリコース(償還請求権なし)と呼び、資金調達や資金回転の効率化のほか「貸し倒れリスクを回避する」という効果を生み出します。
取引先が少なければ少ないほど貸し倒れによるダメージは大きいため、小規模事業者にとっては資金問題とリスクヘッジを両立出来る冴えた策であると言えるでしょう。

 

ただし、取引先の経営状況が芳しくない場合、債権の価値が低いとみなされ手数料が高くなってしまう可能性があります。
買取金額・倒産リスクの双方をしっかりと検討した上でご利用ください。

 

 

手続きが簡単

交渉成立のイメージ

ファクタリングは審査や契約をする手続きが簡単です。
中小企業は経営者も営業活動や作業など現場で仕事をしていることが多く、銀行融資のように事業計画書を作ったり、銀行の営業マンと打ち合わせや交渉をする労力が負担になります。
資金調達のために時間を割くと、仕事量が減って機会損失の発生するケースも多いです。
ファクタリングの手数料は融資の借入利息より割高ですが、資金調達するための手間が少ないことが選ばれる理由の一つです。

 

中小企業からは2社間ファクタリングが人気

2社間ファクタリング

ファクタリングは利用する企業とファクタリング会社、売掛先の3社間で契約する3社間ファクタリングと、利用企業とファクタリング会社のみで手続きする2社間ファクタリングの2種類があります。
手数料は3社間ファクタリングのほうが安いですが、2社間ファクタリングなら売掛先に知られずに売掛債権を買い取りしてもらうことができます。
中小企業は売掛先から信用を失いたくないという思いから2社間ファクタリングを利用する需要が高いです。

 

大企業であれば、企業の看板が強いのでファクタリング会社を噛ませることによって信用を失うことはありませんし、大企業と取引を希望する業者は山ほどあります。
中小企業はファクタリングの提案をすることで、「この会社は経営難かもしれない」と悪い印象を持たれたり、「面倒だから他の業者と付き合う」と契約内容を複雑にすることを嫌がる取引先が多いです。
ファクタリングが中小企業に普及した大きな要因は、2社間ファクタリングをメインにした専門業者が増えたことも関係しています。

トップへ戻る