ファクタリングが良く利用されている業種やその特徴をまとめました。

ファクタリングを利用するのはどの業種が多い?

ファクタリングが多く利用されている業種

ファクタリングは特定の業種で需要が高いです。
ファクタリングを多く利用されている業種とその理由をまとめました。

 

クリニック、介護事業、調剤薬局

薬局

ファクタリングの中でも診療報酬ファクタリングは独立したカテゴリーとして扱われていて、専門にしているファクタリング会社も多数あります。
ファクタリングは売掛先の信用で条件が決まりますが、健康保険や介護保険を使う報酬債権は貸し剥がしリスクが限りなくゼロに近いです。
医師などの資格と認可を取って運営していれば、ファクタリングによって健康保険組合が支払や取引を拒否する権利がないので、確実かつノーリスクで3社間ファクタリングを結べます。
クリニックなどの利用する診療報酬ファクタリングは手数料相場が1~5%ほどとファクタリング業界の中でもトップレベルの好条件で利用できます。
クリニックは診療科目によって季節ごとで売上が変動しますし、設備投資や看護師不足による人材確保など運営コストが高いです。
手数料が安くて金額の大きいことから継続してファクタリングを利用するケースが多いです。
診療報酬債権を扱う調剤薬局や介護報酬債権を利用する介護事業も同様の理由で好条件でのファクタリングが可能です。

 

通販のショップ

ネットショップのイメージ

通販などクレジットカード決済中心の業種でファクタリングが多い理由は、診療報酬ファクタリングに仕組みが似ています。
カード会社は3社間ファクタリングを拒否することはありません
クレジットカード債権は一般的に売掛サイトが2カ月になっています。
また、通販のショップは仕入れコストがあるため、資金回転効率を高めて新しい商品の仕入れを積極的に行う経営者が多いです。

 

建設業

建設業者の男性

公共事業や大規模施設の建設など大きな現場では売掛サイトが半年以上になることも多い建設業では、昔から手形買取など早期現金化する需要が高かったです。
ファクタリングの普及したことで、手形発行からファクタリングの斡旋に切り替える現場が増えています。
建設業は売掛サイトが長いことに加えて、重機のリースや外注費、人件費など運営コストが高いことを元請業者が理解しています。
そのため、建設業では3社間ファクタリングの需要が高く、売掛サイトが長いと年利で利息を払う借入に比べたコスト的なデメリットが少ないです。
建設業の他にも、手形発行の需要が高い業種はファクタリングに切り替える事例が進んでいます。

 

運送業

トラック

競争激化で薄利多売が著しい業界ですが、トラックの購入、修理費用、保険費用、人件費、ガソリン代、高速代など運営コストの高い業界です。
事故などで突発的な収入が出たり、年末に仕事量が増えるなど季節によって売上に波の出る業界のため、ファクタリングの需要が高いです。
長い付き合いの取引先では3社間ファクタリングの同意を得られやすく、一部の大手では元請けの子会社でファクタリング会社を用意しているケースもあります。
下請けの仕事を取る業者同士の競争も激しいため、2社間ファクタリングの需要も高く、幅広い活用事例があります。

 

製造業

工場のイメージ

人件費の安い海外製品が増えたことで、国内の製造業は仕事量が減ったり単価を下げて対応することが増えています。
小さい製造業者は決算の数字が悪くて銀行からの貸し渋りが増加しています。
仕事を受注すれば儲かるビジネスなので、受注状況に応じてスピーディーに資金調達できるファクタリングの需要が高まっています。
品質や納期、安定した供給などの信用を重視される業界なので2社間ファクタリングの需要が高いです。

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